トップ > 種牡馬の分析 > ディープインパクト産駒の成績と特徴

ディープインパクトの種牡馬成績

ディープインパクト

AEI
3.25
CPI
1.73
AEI/CPI
1.88
勝ち上がり率
全体 : 62.37%
牡馬 : 68.75%
牝馬 : 55.57%
1頭あたり本賞金
全体 : 4013万円
牡馬 : 4934万円
牝馬 : 3032万円
クラシック出走率
全体 : 9.15%
牡馬 : 9.59%
牝馬 : 8.68%
牝/牡(1頭本賞金)
61.45%
2勝馬率
37.93%
セン馬率
6.40%

※ 中央(芝・ダート)のみ、2020年1月1日現在の情報。
※ クラシック出走馬率は 2008〜2016年産、他は 2008〜2017年産のデータ。
※ 画像はキャロットクラブより転載(許可を得ています)。

常に種牡馬リーディングのトップを走り続け、2012年度以降 8年連続でリーディングサイアーの座に輝いているディープインパクト。

データを見ても世間のイメージと変わりません。各データに関してのきなみ 1位の数字が並びますし、クラシック出走馬率にいたっては他の種牡馬がまったく敵わない数字をはじき出しています。

ディープ牡馬 10頭に出資すれば、1頭はクラシック競走に出走してくれる計算です。凄すぎです。

クラシック勝利に関しても当然 1位で、過去 9年で 18頭の優勝馬を出しており、過去 11年で 4頭のキングカメハメハ産駒に大きな差をつけています。

クラブ馬で大きいところを狙うなら、ディープインパクト産駒です。重賞出走や勝利ならほかのリーディング上位の種牡馬でも良いかもしれませんが、クラシックなどを狙うならディープ産駒が断然オススメです。

ただ、近年は種付け料の高騰により、クラブ馬の募集価格も上がっています。

種付け料は、2012年度までは 1000万円ほどでしたが、2014年度には 2000万円、2016年度には 3000万円、そして 2018年度には 4000万円になっています。

それにあわせて募集総額も上がっており、2018年度のクラブ募集のディープ産駒(牡1歳)の平均価格は 1億1000万円ほどになっています(7クラブ23頭の平均)。

ディープインパクト産駒とはいえ未勝利で終わるクラブ馬も少なくないので、リスクが非常に大きいですし、回収率という点ではまったくオススメできません。

平均回収率は高く見えますが、それは過去の募集総額が小さかったときの影響が大きく、現状の高騰した価格で回収できるかどうかは怪しいと言えます。

一口馬主の楽しみ方にはいろいろあると思いますが、ザックリ言って「クラシックや G1狙い」と割り切るなら良いですが、「回収率重視」なら手を出さないのが賢明です。

僕ははじめて馬券を買ったのがディープインパクトの菊花賞ですし、大好きな馬なので、その産駒に出資したいという想いから 2018年度募集で出資しました。

しかし他人には、回収率の点で言えば強くオススメできないのが正直なところです。

※ 2019年に亡くなってしまいました…残念です。

ディープインパクトのBMS相性

母父 勝上 総数 勝上率 1頭賞金 重賞代表
Unbridled 7 8 87.5 9400 ダノンバラード
Danehill 8 11 72.7 8233 サトノアレス
エルコンドルパサー 7 10 70.0 7799 マリアライト
ホワイトマズル 6 11 54.5 7655 スマートレイアー
Caerleon 8 14 57.1 7592 ダノンシャーク
Storm Cat 37 55 67.3 7040 リアルスティール
フレンチデピュティ 34 44 77.3 6748 ショウナンパンドラ
Acatenango 10 14 71.4 6634 ワールドプレミア
Exchange Rate 4 5 80.0 6309
キングカメハメハ 24 32 75.0 5383 ワグネリアン
Mr. Greeley 8 8 100.0 5309 マウントロブソン
トニービン 25 41 61.0 4459 サトノノブレス
Giant's Causeway 5 10 50.0 4095
クロフネ 23 29 79.3 3878 ステファノス
Unbridled's Song 18 20 90.0 3777 ダノンプラチナ
Nureyev 6 11 54.5 3664 マーティンボロ
ノーザンテースト 8 18 44.4 3472 ヒストリカル
ブライアンズタイム 23 40 57.5 3376 ゼーヴィント
Cozzene 6 8 75.0 3319
Dynaformer 5 8 62.5 3032
サクラバクシンオー 6 13 46.2 2931 アデイインザライフ
シンボリクリスエス 15 21 71.4 2871 アドミラブル
Sadler's Wells 9 16 56.3 2542 タッチングスピーチ
Galileo 9 15 60.0 2433 カンタービレ
デヒア 5 7 71.4 2415
Kingmambo 12 22 54.5 1997
Gone West 8 14 57.1 1753
Seeking the Gold 8 12 66.7 1737
Monsun 12 18 66.7 1684 シェーングランツ
コマンダーインチーフ 5 9 55.6 1575
A.P. Indy 6 11 54.5 1502

※ 中央(芝・ダート)のみ、レース機会 100以上の母父(BMS)のみ、2020年1月1日現在の情報。

ディープインパクトの母父系の相性

母父系 勝上 総数 勝上率 1頭賞金 重賞代表
ダンチヒ 77 113 68.1 5635 ジェンティルドンナ
ストームキャット 57 94 60.6 5368 リアルスティール
ヌレイエフ 28 45 62.2 4510 ミッキークイーン
ノーザンダンサー 198 297 66.7 4508 ショウナンパンドラ
ミスプロ 208 333 62.5 3666 ヴィブロス
トウルビヨン 6 12 50.0 3412 グレーターロンドン
ノーザンテースト 12 25 48.0 3410 ヒストリカル
ロベルト 58 99 58.6 3312 ダノンプレミアム
ナスルーラ 87 152 57.2 3271 サトノノブレス
ネイティヴダンサー 6 8 75.0 3130 サトノワルキューレ
シアトルスルー 28 50 56.0 3042 アルアイン
エクリプス 39 61 63.9 2785 ワールドプレミア
ロイヤルチャージャー 12 24 50.0 2294 ヴァンセンヌ

※ 中央(芝・ダート)のみ、レース機会 100以上の母父系のみ、2020年1月1日現在の情報。
※ 独自に系統を分類しています。大系統のデータに小系統のデータは含まれません。

勝ち上がり率や 1頭あたり本賞金が高い順に母父(BMS)を並べると、下まで見ても低い数値はあまり出てきません。ディープインパクト恐るべし、です。

広く知られているとおりストームキャット(Storm Cat)は特に相性が良く、リアルスティール、エイシンヒカリ、サトノアラジン、ラキシス、キズナなど多くの G1馬を輩出しています。

大物だけを見たらストームキャットは高い数値を出していますが、しかし勝ち上がり率や 1頭あたり本賞金を見るとそれより上もいます。

アンブライドルド(Unbridled)・アンブライドルズソング(Unbridled's Song)の親子はともに 90%前後の勝ち上がり率を誇り、G1馬を含む重賞ウイナーを出しています。

母父アンブライドルドは、実はレディバラードとアジアンミーティアという 2頭の母馬で上記の実績をあげており、母馬が良かっただけに見えますが、母父アンブライドルズソングは 9頭の母馬による実績。

というわけで、やはりディープインパクトとこの親子の相性が良いのでしょう。

ほかにも例をあげればキリがないですが、特に注目すべきは母父フレンチデピュティです。44頭という大きめの母数でありながら、勝ち上がり率 77.3%、1頭あたり本賞金 6748万円はすごいです。

それでいながらショウナンパンドラやマカヒキなどの大物もしっかり出しており、母父系の数値とあわせて見ても、基本的にはノーザンダンサー系のほうがミスタープロスペクター系よりも相性が良いのだろうと推測されます。

実際に出資するにあたっては、母自身と牝系をしっかり見ることになると思いますが、相性の良い BMS や母父系を頭に入れておいて損はないでしょう。

ディープインパクト産駒の距離適性

距離 勝率 連対率
芝〜1600 12.71 24.39
芝1400〜2400 14.19 26.21
芝2000〜 13.24 25.34
ダ〜1400 5.42 14.41
ダ1600〜 8.76 17.00

※ 中央(芝・ダート)のみ、2020年1月1日現在の情報。

ディープ産駒の天下は続く

回収率重視ならディープインパクト産駒は分が悪くなると書きましたが、大きなところを狙うならディープは外せない種牡馬であるのも然りです。

社台グループの生産牧場には「ノーザンファーム」「社台コーポレーション白老ファーム」「社台ファーム」「追分ファーム」の 4つがあります。

その 4牧場の生産数を見ると、ディープインパクト産駒は毎年 90以上が安定的に生産されています。そして、配合されている輸入繁殖牝馬の割合もとても高いことがわかります。

2013〜2017年産(現1〜5歳)のディープインパクト産駒の母は、65〜74% が輸入繁殖牝馬だと考えられます。

※ 中央登録のない父が外国馬の繁殖牝馬を、簡易的に輸入繁殖と考えて計算した場合。

これは社台グループ生産のほかのどの馬よりも高い数値で、ディープインパクトの配合相手の質は、CPI が示すよりもかなり高いのかもしれません。

実際に、クラブ募集馬をザッと眺めると、北米 G1 を勝った母馬などが目立つと思います。

データにおいて大事なのは、何によって担保されているかです。産駒の成績は、種牡馬と繁殖牝馬、育成牧場や厩舎の質によります。

直近の動向を見ても、ディープインパクトはいままでと同等以上の繁殖牝馬に付けらている傾向が見られるため、産駒の隆盛はまだ続くと見ています。

「AEI が高いのは繁殖牝馬が良いから。ディープ自身は大したことない」という批判もあるようですが、仮にそれが正しいとしても、繁殖牝馬の質が今後も同じであるなら、ディープインパクト産駒が勝ち続けることになります。

夢を買うなら、ディープインパクト産駒です。僕は夢が見たいです。

公開 2018.09.20 - 更新 2020.02.27

このページのトップへ

トップページ