根岸ステークス2019の予想!過去データから傾向分析

2019年1月24日

根岸S2019予想

春のダートチャンピオン決定戦フェブラリーステークスが間近に迫っており、その前哨戦である「根岸ステークス」が今週末1月27日(日)に開催されます。

どのようなレース傾向があるのか、過去10年のデータをもとに調べたいと思います。ただ根岸Sに限ったデータ分析は各所でおこなわれていますし、10レース分ではデータ分析の精度も低いと思います。

そこで、当ブログでは「4歳以上・東京・ダート・1400m・別定」という根岸Sと同じ条件のレースも含めて、過去10年・20レース分の分析をします。

根岸Sのデータ分析

人気別データ

根岸S(2019)用人気データ

「1番人気」が6勝・12連対、「2番人気」が3勝・5連対。また「5番人気」までの勝率が80%ですので、本命は「5番人気」までで打つのが定石です。この点はほかのレースと何ら変わりませんね。

「5番人気」までの複勝率がやはり約80%であり、軸馬はその範囲内で選びたいところです。

枠番別データ

根岸S(2019)用枠番データ

東京ダート1400mのコースは、最初のコーナーに入るまでの距離が2ハロン(400m)以上ありますので、論理的に考えると内外の有利不利はあまりないように思われます。

ところが枠番別の傾向を見ると、どうやら「3枠」と「8枠」が、勝率・複勝率ともに高いようです。

「3枠」は単勝回収値・複勝回収値ともに100を超えており、過去10年のデータでは目をつぶって買ってもプラスになるという状態。

もちろん20Rだけの傾向で断定することは不可能で、単年でかならずプラスになることを表しているわけではありません。データ数が少ないので数字に差が出やすいことにも留意が必要です。

ただ、平均人気を見ても特に人気馬が偏って「3枠」に入っていたということもないようで、ある程度は信頼して良いかもしれません。

スタートが苦手な馬が「3枠」に入った場合は挟まれて後退する可能性があるので、その点には注意が必要でしょう。

脚質別データ

根岸S(2019)用脚質データ

脚質はほかのダートレース同様に「先行」が有利のようで、最多の7勝をあげています。「中団」(差し)と「後方」(追い込み)も6勝ずつをあげていますが、言わずもがなですが先行馬のほうが絶対数が少なく信頼度が高いです。

勝率を見ても「先行」が9.0%で抜けており、連対率・複勝率ともに高いので、先行馬を軸にするのがベストでしょう。

年齢別データ

根岸S(2019)用年齢データ

年齢別の傾向を見ると、「5歳」が最も優秀で、勝率13.4%・連対率25.4%・複勝率34.3%と全てにおいて1位です。

とはいえ勝ち数は「5歳」9勝に対して「6歳」7勝、連対率・複勝率は「4歳」が「5歳」に肉薄しており、本命は「6歳」にも打てるし、軸は「4~5歳」から選びたいというところでしょうか。

「7歳」はのべ58回出走しており、勝率1.7%・複勝率3.4%と振るわず、「7歳」以上は基本的に消しで良いと考えます。

種牡馬別データ

根岸S(2019)用種牡馬データ

種牡馬別の傾向を見ると、大方のイメージどおりと言うべきか「ゴールドアリュール」産駒がとても強いようです。

一見「スペシャルウィーク」産駒も良く見えますが、出走機会5回のうち4回がブライトアイザック1頭によるものであり、参考外です。

「Tapit」(タピット)産駒も良い数値を示していますが、データ数が少なくそれほど信頼度の高いデータとは言いにくいところがあります。

自身が同じ東京の武蔵野Sで圧倒的なパフォーマンスを見せた「クロフネ」の産駒は、まだ勝った馬がいないようですが、複勝率は高く軸にはできそうです。

個人的にはこのデータを見て、「キングカメハメハ」「フジキセキ」「アフリート」産駒は買いにくいと感じました。

騎手別データ

根岸S(2019)用騎手データ

同条件で過去10年に5回以上騎乗した騎手の傾向を調べました。

「戸崎騎手」の連対率54.5%が際立っていますが、個人的には、より注目すべきは「岩田騎手」だと思います。

「岩田騎手」は6回騎乗し、勝率・連対率が33.3%、複勝率が83.3%、6回すべて掲示板に載せています。その数字もさることながら、1番人気1着は1回のみで、4番人気を1着に、10番人気を3着に持ってきており、中身が濃いです。

今回は人気薄になると考えられるサトノファンタシーの騎乗ですが、はたしてどうなるか注目したいです。

一方で、「戸崎騎手」は1番人気に6回騎乗し[2-2-0-2]という戦績。人気馬を人気どおりに持ってきているというイメージです。今回騎乗予定のサンライズノヴァは人気すると思われますので、その点では買いやすいかもしれません。

まとめ

  • 1番人気の連対率は高く、軸は5番人気までで選ぶべき。
  • 枠番は3枠と8枠の数値が良い。
  • 他のダートレース同様、先行馬が有利。
  • 軸は4~5歳で選びたい。
  • 他のダートレース同様、ゴールドアリュール産駒がカタイ。キンカメ産駒は消し。
  • 戸崎騎手と岩田騎手が安定している。

管理人の本命馬と消し馬

◎ サンライズノヴァ

枠順が決まる前に予想をするのは難しいですが、◎印はサンライズノヴァに打ちたいと思います。

人気・年齢・種牡馬・騎手などデータ的に多くの面で支持されていますし、個人的に計算しているスピード指数も、サンライズノヴァがメンバー中トップクラスの数値を持っています。

懸念点は、脚質が追い込みであるということです。

他に前に行く馬がほとんどいないため、おそらくマテラスカイが逃げると思いますが、マテラスカイが緩いペースで楽に逃げ、サンライズノヴァが出遅れから後方待機、直線でかなりの差がついているという展開になると届かないかもしれません。

反対に、緩いペースになりながらも団子状態になってしまった場合は、馬券圏内は外さないでしょうが、勝ち負けという話になるとより末脚の切れると考えられるコパノキッキングが有利になるかもしれません。

いずれにしろ大崩れはないとも言えるので、私は3連単フォーメーションの1着・2着にサンライズノヴァを据えようと、今のところは考えています。

実際に馬券を買うかどうかは当日まで悩むことにします。まさか単勝1倍台にはならないと思いますが、2倍近辺にはなるかもしれませんね。

消し ユラノト

ルメール騎手騎乗のユラノトは、年齢・騎手・臨戦過程などのデータを見ると良く見えますが、キンカメ産駒は走らないというデータを信じて今回は消してみようと思います。

母父フジキセキというのも、今回の種牡馬別データ傾向からは向いていないと見ることができますし、そもそも実力的には高いものの、上位陣にはいまひとつ敵わないという数値が出ていますので、消し。

上位人気にはならないかもしれませんが、もしそうなったら喜んで消す予定です。

競馬

Posted by モル