セントライト記念2022の予想!過去データから傾向分析

牡馬クラシックレースの最後の一冠「菊花賞」。そのトライアルレースである「セントライト記念(G2)」が、2022年9月19日(月)に開催されます。

そのレース傾向を、過去10年のデータをもとに調べました。

ただし、2014年は新潟競馬場で行われたため、そのデータは除外し、中山競馬場で行われた直近10年分のデータをもとに、どのような傾向があるかを解説します。

セントライト記念2022の登録馬と指数

アスクビクターモア 90
オニャンコポン 84
ガイアフォース 82
セイウンハーデス 79
マテンロウスカイ 79
キングズパレス 78
ローシャムパーク 76
ラーグルフ 75
ショウナンマグマ 74
ベジャール 73
ボーンディスウェイ 73
ロンギングエーオ 69
サイモンバロン 67

上記の表は、セントライト記念2022の登録馬と、その指数です。指数は管理人オリジナルのもので、いわゆる「スピード指数」と似たようなものです(指数の詳細説明は割愛)。

持ち指数トップは日本ダービー3着のアスクビクターモア。2位は日本ダービー8着のオニャンコポン、3位は国東特別(小倉・3歳以上1勝クラス)から参戦のガイアフォース。

以下、プリンシパルS(L)勝ち馬のセイウンハーデス、前走で小倉の3歳以上1勝クラスを勝ったマテンロウスカイと続きます。

セントライト記念のコース解説

セントライト記念は、中山競馬場の芝2200mコース(外回り)で行われます。

正面スタンド前の直線入口からスタートし、外回りのコーナーを一周します。最初のコーナーまでの距離は約430mあり、先行争いにおける外枠の不利はあまりありません。

直線の急坂を上りコーナーに入った後、2コーナーからは下りに変わります。下り坂でスピードが出ること、最後の直線は310mと短いことから、3コーナーに入るあたりで有利なポジションを取れているかが重要になるでしょう。

セントライト記念のデータ分析

セントライト記念のデータ分析を、「人気別」「枠番別」「脚質別」「前走レース別」の各項目ごとに行いました。

人気別データ

人気 着度数 勝率 連対率 複勝率
1番人気 3-3-1-3 30.00% 60.00% 70.00%
2番人気 1-2-1-6 10.00% 30.00% 40.00%
3番人気 1-1-3-5 10.00% 20.00% 50.00%
4番人気 2-0-1-7 20.00% 20.00% 30.00%
5番人気 0-1-1-8 0.00% 10.00% 20.00%
6番人気 2-0-2-6 20.00% 20.00% 40.00%
7番人気 0-0-0-10 0.00% 0.00% 0.00%
8番人気 0-1-0-9 0.00% 10.00% 10.00%
9番人気 1-1-0-8 10.00% 20.00% 20.00%
10番人気 0-0-1-9 0.00% 0.00% 10.00%
11番人気 0-0-0-10 0.00% 0.00% 0.00%
12番人気 0-0-0-10 0.00% 0.00% 0.00%
13番人気 0-0-0-8 0.00% 0.00% 0.00%
14番人気 0-1-0-7 0.00% 12.50% 12.50%
15番人気 0-0-0-7 0.00% 0.00% 0.00%
16番人気 0-0-0-3 0.00% 0.00% 0.00%
17番人気 0-0-0-3 0.00% 0.00% 0.00%
18番人気 0-0-0-1 0.00% 0.00% 0.00%

人気サイドが安定しており、1~3番人気の成績は勝率16.7%、連対率36.7%、53.3%[5-6-5-14]。特に1番人気は[3-3-1-3]と信頼度は高いです。

ただ6番人気が2勝、9番人気が1勝しているように、穴馬が来ないわけでもないので、人気薄を上手く拾っていきたいですね。

枠番別データ

枠番 着度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 0-3-1-9 0.00% 23.10% 30.80%
2枠 2-0-3-12 11.80% 11.80% 29.40%
3枠 2-1-0-15 11.10% 16.70% 16.70%
4枠 2-1-0-15 11.10% 16.70% 16.70%
5枠 1-1-1-17 5.00% 10.00% 15.00%
6枠 2-0-2-16 10.00% 10.00% 20.00%
7枠 1-3-2-16 4.50% 18.20% 27.30%
8枠 0-1-1-20 0.00% 4.50% 9.10%

8枠の成績がひどいです。

セントライト記念は秋の中山開催4日目または5日目に行われるため、芝の馬場状態が良好なことが多く、またコーナー部分が多いこともあり、外が不利な馬場バイアスが働くためと考えられます。

よほどの実力馬でない限り好走は難しそうであり、人気馬が入った場合は思い切って消すというのもよいかもしれません。

脚質別データ

脚質 着度数 勝率 連対率 複勝率
逃げ 1-1-0-9 9.10% 18.20% 18.20%
先行 4-4-2-22 12.50% 25.00% 31.30%
中団 3-5-6-52 4.50% 12.10% 21.20%
後方 1-0-2-37 2.50% 2.50% 7.50%
マクリ 1-0-0-0 100.00% 100.00% 100.00%

逃げ・先行有利と考えて良いと思います。差しはある程度決まりますが、追込みは届かないケースが多いようです。

前走レース別データ

前走レース名 着度数 勝率 連対率 複勝率
日本ダービー 6-5-4-20 17.10% 31.40% 42.90%
ラジオNIKKEI賞 2-1-1-10 14.30% 21.40% 28.60%
1勝クラス 1-0-2-9 8.30% 8.30% 25.00%
いわき特別 1-0-0-0 100.00% 100.00% 100.00%
松前特別 0-1-0-1 0.00% 50.00% 50.00%
阿賀野川特別 0-1-0-1 0.00% 50.00% 50.00%
信濃川特別 0-1-0-2 0.00% 33.30% 33.30%
藻岩山特別 0-1-0-0 0.00% 100.00% 100.00%
青葉賞 0-0-1-3 0.00% 0.00% 25.00%
プリンシパルS 0-0-1-1 0.00% 0.00% 50.00%

日本ダービー組がやはり強いです。

日本ダービー10着以下の馬でも勝率20.0%、連対率40.0%、複勝率50.0%[6-5-4-20]という好成績をおさめているので、前走が日本ダービーであれば着順に関係なく買えます

今回出走するメンバーの中では、セイウンハーデス(11着)が、前走・日本ダービー10着以下に該当します。

日本ダービーの次に良いのが、ラジオNIKKEI賞組[2-1-1-10]で、条件戦から参戦した馬は[2-4-2-67]と穴も開けるものの、好走する馬は少ないと言ってよいでしょう。

データ分析のまとめ

  • 1~3番人気は勝率16.7%、連対率36.7%、53.3%[5-6-5-14]。
  • 8枠は買えない。
  • 逃げ・先行有利。
  • 前走・日本ダービー組は10着以下でも買える(セイウンハーデス)。

管理人の本命馬と消し馬

枠順発表前ですが、現時点の情報をもとに本命馬、消し馬などを考えます。

◎アスクビクターモア

1番人気想定であり、実際のオッズもかなり低くなる可能性が高いですが、残念ながら逆らえません。

前走の日本ダービー3着は大変強い内容でした。ハイペースのやや差し有利の展開で、馬券圏内に残ったのはこの馬のみ。

これまでで唯一馬券圏内を外した皐月賞も、0.4秒差の5着と力は示しており、中山競馬場で4戦3勝という実績からも大崩れは期待できません。

本番を見据えた余裕残しの仕上げがなされ、かつ8枠に入った場合のみ、買い目から外す選択肢が生まれるかもしれません。

消し ガイアフォース

父キタサンブラックを嫌って消します。

中山競馬場の芝・1800~2200m戦でのキタサンブラック産駒の競走成績は[0-1-0-19]と壊滅的であり、唯一連対したのはイクイノックスのみ。

イクイノックスは皐月賞2着、日本ダービー2着というG1級の馬なので能力でこなした可能性があり、前走レコード勝ちをした本馬が人気するのであれば馬券的には消したいと思います。

競馬

Posted by モル