フェブラリーステークス2019の予想!過去データから傾向分析

2019年2月14日

インティ
はなさんのツイートより引用

春のダート王決定戦「フェブラリーステークス(G1)」が、いよいよ今週末2月17日(日)に開催されます。

レース傾向を、過去10年のデータをもとに調べました。ただフェブラリーSに限ったデータ分析は各所で行われていますし、10レース分ではデータ分析の精度も低いと思います。

そこで、当ブログでは「4歳以上・東京・ダート・1600m・定量」というフェブラリーSと同じ条件のレースも含めて、過去10年・30レース分の分析をしています。

ただし、1000万円以下クラスより下のクラスのレースは含まず、1600万円以下からG1までのレースに絞りました。

オープンクラス以上に限定するとフェブラリーSのみになるので、渋々そのような条件にしております。

1600万円以下クラスとG1とでは勝ち馬のタイムで平均1.2秒ほど違い、全く別次元のレースなので、「え、その分析は意味あるの?」という感は否めません。

しかし、個人的には10レースだけで「データ」という方がおかしく感じますので、当ブログは上記の方法を試みようと思います。よろしくお願いします。

フェブラリーSのデータ分析

フェブラリーSのデータ分析を、「人気別」「枠番別」「脚質別」「年齢別」「種牡馬別」「騎手別」の各項目ごとに行いました。

人気別データ

フェブラリーS(2019)用人気データ

1~3番人気までは信頼度が高く、「1番人気」と「3番人気」の複勝率は50%を超えています。しかし、意外と7番人気くらいまでは善戦するレースでもあるようです。

「6番人気」で勝ったサクセスブロッケン、「7番人気」で勝ったテスタマッタなど、人気薄の馬でも突っ込んでくる可能性があるレースと言えるでしょう。

軸馬の選定には、人気別データは使いにくいですね。

枠番別データ

フェブラリーS(2019)用枠番データ

全体的に眺めると、内枠よりも外枠が有利な傾向があるように感じられます。

東京ダート1,600mは芝スタートで、2コーナー奥のポケットからの発走なので、若干ですが外側の方が芝の距離が長いです。

つまり、芝でスピードに乗った馬が、内から出て前に行った馬にかぶせるようにして先行する可能性があり、それが着順に影響しているのかもしれません。

1番人気に推されると思われるインティは芝スタート未経験なので、仮に内枠に入った場合に上手く逃げ、もしくは先行できるかはわかりませんね。紛れの要素の1つです。

脚質別データ

フェブラリーS(2019)用脚質データ

勝率・複勝率がキレイに並んでいて、「先行」が最も有利、次いで「逃げ」、あとは「後方」が良いようです。

「差し」は分が悪く、中途半端な位置にいるよりは、前か後ろかハッキリしたほうが良いということでしょう。

「先行」と「逃げ」で複勝率45%弱という数値なので、安定的に前に行ける馬を軸馬にすべきだと思われます。

年齢別データ

フェブラリーS(2019)用年齢データ

勝率は「5歳」が圧倒的。複勝率や連対率を見ると「4歳」も良いですが、「6歳」「7歳」はかなり落ちますし、「8歳」は対抗までに含めなくて良いです。あるとしても抑えでしょう。

そもそも今回「8歳」馬は1頭しかおらず、そのメイショウウタゲは人気しないと思われるので、取捨に迷うことはなさそうですね。

種牡馬別データ

フェブラリーS(2019)用種牡馬データ

ダートということで「ゴールドアリュール」産駒が強さを発揮しています。

父「ゴールドアリュール」はゴールドドリームとサンライズノヴァ、母父「ゴールドアリュール」はオメガパフュームです。

「ワイルドラッシュ」産駒も良いですが、今回は父にも母父にもその名前はありません。「Tapit」も同じです。

他にポジティブな点で強調できる種牡馬はおらず、ネガティブな点では「クロフネ」が挙げられます

母父「クロフネ」のクインズサターンはそもそも人気しないかもしれませんが、穴狙いでも買いにくいデータだと思います。

騎手別データ

フェブラリーS(2019)用騎手データ

「内田博幸」騎手が7勝を挙げており、ダントツです。勝率や連対率などは「ミルコ・デムーロ」騎手に負けていますが、25レース中7勝・9連対というのは素晴らしいですね。

フェブラリーSはサクセスブロッケン、ノンコノユメで勝っており、1600万円以下クラスで5勝しています。

今年もすでに1600万円以下クラスのレースで、7番人気のヴァローアを勝たせており、この条件・コースでの手綱さばきは確かなようです。

前年と同じく、ディフェンディングチャンピオンのノンコノユメとコンビを組みますが、最近は好走から遠ざかっています。果たして復活なるか、要注目ですね。

あとの上位「ミルコ・デムーロ」騎手・「クリストフ・ルメール」騎手・「武豊」騎手は、それぞれオメガパフューム・ゴールドドリーム・インティという人気馬に乗りますので、外せない位置でしょう。

データ分析のまとめ

  • 1~3番人気は買えるが、軸馬選びには人気は使いにくい。
  • 外枠が有利。人気馬が内枠に入ったら注意。
  • 先行馬が有利。軸は先行と逃げから選びたい。
  • 5歳か4歳から買いたい。
  • ゴールドアリュールを父か母父に持つと強い。
  • 内田博幸騎手は狙い目。

管理人の本命馬と消し馬

枠順が決まっていないので何とも言えない部分もありますが、現時点では以下のように考えています。

◎(本命)インティ

個人的に計算しているスピード指数で1位。しかも前走は重賞初挑戦ながら、そこそこのペースで逃げつつ近3走で最高の上がり指数をマーク。外せません。

芝スタート初体験、1,600m初体験、G1初挑戦などの不安要素はありますし、ここまでスピードで押し切る競馬ばかりで、もしスタートで後手を踏んで内枠で包まれた場合にどうなるかなどの懸念点もあります。

しかし、初挑戦の各要素は判断材料にはできませんし(逆にプラスに働く可能性もあります)、ここまで安定して先行できている馬なのでそこは信頼すべきでしょう。

先行すれば差されることなく勝ちきると思いますが、サンライズソアやサクセスエナジーと先行争いをして前半に脚を使いすぎた場合は保たないこともあり得ます。

そこらへんは武豊騎手に任せます。

○(対抗)オメガパフューム

安定して連対を続けている実力拮抗のゴールドドリームと迷いましたが、前走わずかに上回ったオメガパフュームを対抗に挙げます。

▲(単穴)ノンコノユメ

この条件ではとても強いです。最近は低迷していますが、一発逆転もあると考えます。

△(連下)コパノキッキング

末脚だけなら今回のメンバーでも最強。

距離延長で、やや適性から外れることを考えると、インティらが作り出すペースで追走してもなおその脚を使えるかは怪しいですが、前が激しく潰し合って全滅したときには台頭すると見ます。

消し サンライズノヴァ

根岸Sでは本命に挙げたサンライズノヴァですが、今回は消します。近走が少しだらしなく、実力もやや下回ります。

馬場が湿ればなんとか勝負になるかもというところですが、週末の天気は良いようですし、仮に速い馬場になったとしてもコパノキッキングらのほうが良さそうです。

競馬

Posted by モル